お酒の影響

お酒には、社会的・文化的側面がある一方、健康リスクも指摘されています。
また以前は、健康効果があるとする研究もありましたが、近年は健康リスクの指摘も増えています。
お酒と上手に付き合うために、知っておきたいポイントを整理します。

正しく飲めば、お酒にはポジティブな側面もある

お酒は、はるか昔から世界各地で親しまれてきました。
適量を守り、正しく飲酒すれば、心身や人間関係にポジティブな影響をもたらす側面もあるとされています。
ただし、これらの効果はあくまで「適量を守った場合」に限られるものであり、飲み過ぎは健康や生活にさまざまな悪影響を及ぼします。
お酒のポジティブな側面と注意すべき点の両方を理解したうえで、上手に付き合うことが大切です。

お酒がもたらす主な効用(適量の場合)

食欲増進

少量の飲酒は、胃の動き(蠕動〈ぜんどう〉運動)を刺激し、空腹感を高める作用があります。
その結果、食欲が増し、食事をおいしく感じやすくなります。

血行促進

少量のアルコールには、血管を拡張させ、血流を良くする作用があります。
これにより、体が温かく感じられたり、疲労感が和らいだりすることがあります。

緊張緩和

アルコールには、中枢神経の働きを一時的に抑える作用があり、緊張が和らぎ、気分が軽くなることがあります。
ただし、お酒そのものにストレスを根本的に軽減する効果があるわけではありません。
ストレス対処を目的として飲酒を続けると、飲酒量の増加や飲酒の習慣化につながる可能性があります。飲酒との付き合い方には十分注意しましょう。

コミュニケーションの円滑化

アルコールの作用により、感情表現がしやすくなり、会話が弾みやすくなることがあります。
一方で、飲み過ぎると判断力が低下し、トラブルやハラスメントにつながる可能性があるため注意が必要です。

お酒と上手に付き合うために

お酒には、一人ひとりの状況に応じた飲酒量を守った場合に限り、一定のポジティブな側面があります。
一方で、量を超えた飲酒は、健康被害や事故、人間関係の問題を引き起こす原因となります。
「飲めるから大丈夫」ではなく、「自分にとっての適量を守れているか」を常に意識することが重要です。

POINT

  • 適量の飲酒には、食欲増進、血行促進、緊張緩和などの側面がある
  • いずれも適量を守った場合に限られ、飲み過ぎは健康や生活にさまざまな悪影響を及ぼす

記事監修:独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター

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