研究開発トップメッセージ
「技術と市場をつなぎ、未来を創造する」
サッポロビールの研究開発は、1876年の創業以来、開拓使醸造所から始まる開拓者精神を受け継ぎ、原料である大麦・ホップの栽培・育種から、醸造・発酵、和酒・調合、化学分析、パッケージングに至るまで、幅広い基盤技術を築き上げてきました。私たちはこれらをコア技術と位置づけ、黒ラベルやヱビスをはじめとする主力ブランドの価値を長年にわたり支え続けるとともに、新たな商品を生み出してきました。140年以上にわたる技術の蓄積は、当社の競争力の源泉であり、未来への挑戦を可能にする基盤です。
社会環境やお客様の価値観が大きく変化する中、研究開発には従来以上に、社会課題と向き合いながら新たな価値を創出する役割が求められています。顧客や地域社会とのつながりを深め、わくわくする体験や新しい楽しみ方を提供するBonds with Community、より健康的な選択肢を提供するHealthier Choice、そして地域や自然と共生する Sustainability。特に、気候変動に対応した大麦・ホップの品種開発は、将来にわたる原料の安定確保と、酒類産業全体の持続可能性に貢献する重要な取り組みです。研究開発では、これらの価値を確かな技術によって具体化し、社会への貢献を目指してまいります。
サッポログループは、酒類と飲料・食品を横断した技術資産を有しています。ポッカサッポロフード&ビバレッジとの協働を通じ、原料、発酵、分析、健康素材などの研究成果を相互に活用し、新たな商品や価値の創出に取り組んでいきます。グループ内のナレッジを結集し、社外パートナーとの連携も推進することで、変化の激しい事業環境の中でも、持続的な成長の実現に向けて挑戦を続けてまいります。
2026年、私たちは研究開発体制を進化させ、マーケティング部門と一体化した新たな組織体制を構築しました。顧客起点、未来志向、そして創造志向を軸に、技術と市場をつなぎ、イノベーションの実現スピードを高めていきます。サッポロビールの研究開発は、経営・マーケティングと三位一体となり、中長期的な企業価値の最大化に向けて挑み続けます。研究開発を通じて、社会に必要とされ続ける価値を創出し、未来を切り拓いてまいります。