北海道から始まった、地域とともに歩むブランドづくり
私たちのものづくりの原点は、1876年、札幌で開拓使麦酒醸造所が開業し、ビールづくりが始まったことにあります。以来、創業の地をはじめとする各地の“街”や人々と向き合いながら、ブランドを育み、文化を紡いできました。
開拓使から続く北海道でのビールづくり
北海道では、気候や環境といった特性を生かし本格的なビールづくりが始まり、1877年には冷製「札幌ビール」が誕生。ビールは地域の食文化とともに発展し、少しずつその土地に根づいてきました。
その象徴ともいえるのが、1985年に発売された北海道限定の『サッポロ クラシック』です。発売以来、道民はもちろん、北海道を訪れる多くの人々にも親しまれています。
2008年以降は、春・夏・秋には、移ろいゆく四季を楽しめる季節限定シリーズを展開し、北海道の風物詩として育ててきました(春・夏は2016年より)。
また、北海道工場での見学ツアーなどを通じて、北海道を愛する人たちが幸せなひとときを感じられるよう、多様な形でのコミュニケーションを続けています。
ブランドと地域がともに育つ、もうひとつの原点
地域に寄り添うという考え方は、創業の地・北海道でのビールづくりだけにとどまりません。そのもうひとつの原点が、東京・恵比寿です。
1890年に発売された「恵比寿ビール」は、やがてその名が街の名となるほど、地域と深いかかわりをもちながら親しまれてきました。恵比寿ガーデンプレイスの開業、そしてYEBISU BREWERY TOKYO へと受け継がれ、ブランドと地域の歩みは今も脈々と息づいています。
地域に寄り添ったブランド展開
地域に向き合う姿勢は、北海道や恵比寿に限ったものではありません。
新潟では、創業期に深く関わった中川清兵衛や大倉喜八郎ゆかりの地とのつながりを背景に、新潟限定ビイル「風味爽快ニシテ」が誕生しました。商品名は中川清兵衛が1877年に完成させた冷製「札幌ビール」の広告文「風味爽快ニシテ健胃ノ効アリ」に由来し、新潟県への感謝の気持ちを込めて醸造された地域限定ブランドです。
また静岡県では、工場所在地との縁を生かし、静岡県出身者を中心に開発した地域限定ビール「静岡麦酒」を発売。 “静岡県のおいしいと調和すること”を目指し、地域の飲食シーンに寄り添うブランドとして展開しています。
このように、私たちは地域の風土や味の嗜好、歴史的なつながりを尊重しながら、その土地に寄り添ったブランドを丁寧に育ててきました。
地域とともに、ブランドを育む
創業の地・北海道で始まった歩みを起点に、「個性かがやくブランド」と、人々や地域とのつながりを大切にしてきました。これからも、それぞれの土地に寄り添ったブランドづくりや体験の場を広げ、その地域ならではの価値を届け続けます。