海外事業を担当する荒木万理子さんは、東南アジアやオセアニアの国々へ輸出事業のサポート業務を担当しています。
さまざまな課題が生じる海外事業に日々挑戦する荒木さんに、業務への想いと仕事の醍醐味についてお伺いしました。
私の所属する「Export & License事業部」は、その名の通り、国内外の自社工場から販売国への輸出、
また海外にあるビールメーカーでのライセンス生産によって製品を供給しています。
アジア・オセアニア・ヨーロッパにて、ビジネスを推し進めていく契約やマーケティングを適切に管理するとともに、
営業担当は駐在や出張で現地をマネジメントする業務を行っています。
私は営業サポートとして香港・シンガポールをはじめとする東南アジア・
オセアニアを担当していますが、コア業務の1つとしては、各国の担当営業が現地の販売代理店から受けた注文を集約し、
どの国がいつまでにどれくらいの商品が必要で、どこの工場で手配し、
どのように出荷配送するかを調整する需給業務があります。
ベトナムには自社工場、オーストラリアとマレーシアにはライセンス契約で委託製造している工場がありますが、
ブランドの成長や外部環境の変化に合わせて最適化をしながら、現場と連携しています。
数量は大きくありませんが、「ヱビスビール」も日本から韓国、台湾、オーストラリアなどへ輸出しています。
またオーダーを受けるだけではなく、戦略に合わせてサプライ・チェーン・マネジメント(SCM、資材調達)の観点から
調整を行ったり、販売国の法律やルールに合わせた印字・表記など商品仕様の確認、
販売国毎に実現可能な形にできるよう、準備を進める立場でもあります。
例えば2026年に創業150周年記念企画の「SAPPORO PREMIUM BEER オリジナルデザイン缶」が全世界で発売されますが、
日本を含め全世界でのデザイン缶発売は初めての挑戦です。
日本で発売されるデザイン缶は、海外事業で「シルバーカップ」と呼んでいる
SAPPORO PREMIUM BEERブランドを象徴する形状の缶を使った商品であり、私もとても楽しみにしています。
創業150周年記念企画 SAPPORO PREMIUM BEERオリジナルデザイン缶 日本と世界各国で数量限定発売決定!
その他にも、経営の意思決定のサポートや、国際的な有事が発生した際の
対応に向けた情報収集、さらには業務を効率化するための改善策の立案などを行ってきました。
チームで連携しながら、各国の営業、販売代理店、現地工場の担当、
貿易関連のステークホルダーとコミュニケーションを取り、発生するさまざまな課題を解決しています。
まるでバレーボールのリベロのように、降ってくる球を拾っていますね(笑)。
ビールを製造して、出荷して、届ける。そのプロセスに関して何かあれば、円滑に進むよう対応することも私の役割です。
何かトラブルが発生した際は、現地の工場とやり取りをして現状を確認する一方で、
商品を発注した国の担当者にも状況を共有し「そちらの在庫は大丈夫ですか?」と
情報を集め、解決策を導いていきます。
日本ではありえないことが起きるのが海外事業です。言語や考え方、時差
などの違いもあるため、トラブルが起きたときに見極めるべきは「事実とゴール」です。起きている事実は何かを突き止め、
どうすれば無事に輸出ができて、売上につながるのか。
状況に翻弄されず、あくまでゴールを見失わない。
探偵みたいですけど、事実が何かを突き⽌め、どうやったらクリアに
できるか。⽬的を⾒失わず、突き進むのが私の仕事のスタイルですね。
海外事業に携わるメンバーは、みんな豪快で勢いがあり、前向きです。
一人ひとりの裁量も大きく、自分が「これがいい!」と思ったら周りを
巻き込みながら引っ張っていく人が多いですね。
サッポロブランドへの愛が強くて、海外のパートナーに対しても商品の背景にある哲学を熱く語ることができる。
「サッポロの商品を世界中に広げるのが夢!」という情熱がある方がすごく多く、
私も感化されて、「がんばらなきゃ!」と日々感じています。
そういった熱意のあるメンバーに加え、専門性の高い新たな人材も増やし
ながら、ビジネスの確実性を高めていこうとしています。それぞれの分野のプロがいますから、
知りたい事実が分かるメンバーの席までダッシュで行って、「教えてください!」と飛び込んでいっています。
私は入社以来、たくさんの人々に助けていただきました。現在の海外事業のメンバー、これまで一緒に働いてきた社員、そして取引先の方々。
サッポロビールの社員は、誰かのために頑張る人がたくさんいます。社風ですね。
同じ目標に向かって誰かのために。うちの会社のいいところだと思います。
私自身も、今まで助けてもらった分、誰かのために頑張りたいです。
ブランドに誇りを持つことは、海外の工場やメンバーにも共通する社風になっています。
サッポロのスピリットを伝え、共感することでひとつになる。
私の担当エリアでも、サッポロベトナムがまさにメンバーたちがぎゅっとひとつになって、もう一段階上のフェーズに上がろうとしています。
各国の販売代理店の方々にも、サッポロのストーリーを乗せて、
ビールという商品を売ってもらっていると実感しています。
今は海外事業を希望している方が多いですが、私の場合、実は元々国際事業への異動は希望していませんでした。
仕事と子育てを両立しながら働く中で、キャリアに対しては守りの考えを
持っていた時期もありました。それでも、学生時代の経験も含め、
元々海外には興味があり、いつか挑戦してみたいとどこかで思っていました。
入社以来、国内の営業や企画の業務で、目の前の課題に向き合い続けてきた経験が、今の力につながっています。
サッポロビールの海外事業はまだまだ発展途上です。未来への希望を感じるからこそ頑張れます。
「SAPPORO PREMIUM BEER」は海外専用商品として開発しましたが、
サッポロという会社を象徴するシンボリックなブランド感が強いので、
この商品の広がりとともに、サッポロビールという会社の認知が世界に広がっていけばいいなと思います。
今後のキャリアについては、まず、これからも拡大していくだろう国際事業で学んだことを活かして尽力していきたい。
もうひとつは、新規事業です。時代の変化とともに、新たに会社が挑戦することを大きくすることにトライしたい。
海外事業でも「SAPPORO PREMIUM BEER」のノンアルコールビールを発売しているので、
例えばそういった未知の領域を開拓することも今後は重要になると思います。
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